pixivに日頃の文句を言ってきた話(このタイトルは釣りです)

インターンは散々行ったので(このブログを「インターン」で検索してみよう!)もうええかな…という感じだったんですが、ほぼ唯一まともに利用しているwebサービスであるpixivが比較的行きやすい短期のサマーインターンをやるということで

recruit.pixiv.net

行ってきました。配属を希望したのはpixivの投稿体験閲覧コースというやつで、BigQueryを使ってpixivが持つビッグデータ(この言葉ももう死語ですか)を使ってなんやらして投稿者を幸せにしようみたいなやつです。この一年くらいでぼちぼち投稿する感じの利用者になってて色々言いたいこともあったのでちょうどいいじゃん、と。

選考について

Githubのアカウントを貼り付けるだけで選考してもらえるGithub選考というものがあったんですが、特に大したものを作ったりしてなくて間違いなく落とされそうだったので今までやったことを最大限偉そうに書いたgistポートフォリオを送りました。あとで話を聞くとちゃんとpixiv使ってるんだよということをアピールするためにpixivアカウントを書いておいたのが良かったっぽいです。

面接でじゃあちょっとコード書いてみようかみたいなのがあって、特に内容は難しいものではなかったんですけど割りと簡単な演算子とかも適当にirbで確かめながら書いてる人間だったのでビビりました。調べたり確認しながらでも書ければええやろみたいな気持ちでいたんですけど、最低限くらいは覚えとこうと思いました。恥ずかし。

インターンの内容

f:id:lastcat:20170908175250j:plain f:id:lastcat:20170908175301j:plain オフィスの入り口には有名な方が描いた絵馬がたくさんあって面白かったです。

全体のスケジュールは5日間でした。とはいえ初日はチュートリアル、最終日は結果発表なので実質作業できるのが3日くらいだったイメージです。 一応どういうことをやってもらうかという課題は予め決めてもらってたみたい(どういう感じのデータが役に立つか考えてこれからの運営のための可視化画面を作ろう!みたいなやつだったと思います)なんですけど、「あれ…それは結局運営体験向上コースなのでは…ぼくは投稿体験を向上させようと思ってきたんですけど そもそも僕が投稿するときは…」みたいなフリースタイルバトルを初日にかましてしまったせいでいきなり問題児になり、

色々話してもらって結局本人のやりたいことを出来る限りやらせてあげようみたいな方向になりました。度量がありますね。

そういうわけで結局「利用データでの裏付けを用いた投稿者に嬉しい新機能の提案」というまあまあビジネスインターンじみたものになりました。メンターの人には「はっきりとした成果物を残せないかもしれないけど大丈夫…?」と100回くらい確認されて今から思うと「頼む……諦めて通常コースに戻ってくれ…」みたいなニュアンスが感じられなくもないですけど、細かい心の機微がわからない人間なので「大丈夫です!!!」と力強く答えてチームのTrelloにぼくがかんがえたさいきょうのしんきのうを20個くらい書き出すムーブを決めていました。僕が大丈夫でもチームが大丈夫じゃなかった感もありますが、それぞれの案に細かいレビューを返してくれたチームの方々には頭があがりません。

コースのメインコンテンツ(?)だったBigQueryを用いてpixivデータを見るみたいな体験も少しさせていただいたんですが、BigQueryはミスるとマジでヤバイことになるので必要最小限のクエリをメンターの方にチェックしてもらってビクビク投げるみたいな感じだったのでちょっとだけ物足りなかったかもしれないです。とはいえ異常クエリで150万ふっ飛ばしたらマジモンの問題児インターンになってしまうので当然ともいえますが……。過去にぼくの漫画に10点以外をつけたユーザーを特定できないかなとかちょっぴり思ってたんですけどまたの機会ということにします

最終成果発表も周りのみんなが「○○という新機能を完成させました!!すでに本番環境でリリースしてます!」という輝かしい功績を話す中僕だけ

  • <※画像はイメージです>
  • <※あくまで1ユーザーの意見であり、一般性は保証されていません>

みたいな注釈が入り交じったうさんくさい主張を話す感じだったんですけど、内部社員のレビュー受けたアイデアを主張してくるクレーマーという新ジャンルの人種を切り開けたので方向性はともかく爪痕を残すことくらいはできたのかなと思います。

その他とか

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隣の席の机にあった水瀬伊織さんです。これ結構高かった気がするんだけどな……

インターンの内容の他に嬉しかったのが、全社会議というpixiv全体の月一チームごとの成果報告会みたいなものを見せていただけたことです。半年間フルタイムでインターンしていた会社は報告会の間締め出されるという扱いだったなー…(方針は会社それぞれだと思うので全然いいとは思うんですが)pixivがどんなチームに別れてて今どんなことに手を付けてるのか、どれくらい成果が出てるのかが数字で見れてほへーってなりました。まさか(NDA)が(NDA)だったとは……驚きでしたね。ランチや日頃の会話なども一週間程度の滞在のインターン生に対しての態度と思えないほどフレンドリーで、かなり実際に就職したときに近い体験ができたんじゃないかと思います。僕が図々しかっただけかもしれない…僕程度に図々しいとそういう体験ができるかつ、そういう人を許容してくれる会社です、というのが正確な表現ですね。

 まとめ

怒られそうなくらいあれこれ自由に書いてきましたが、それだけ楽しかったということが伝われば幸いです。インターン、社員の方も大変おもしろい方が多くて大変刺激になりました。特にtadsanとかは本当に人間なのかどうか疑ってたりしてたのですが、少なくとも肉体を持っていたことはわかりました。インターンの方も優秀な若者~~~って感じの方々だったのできっとこれからバシバシ名を響かせていくエンジニアになる人たちなんだろうなと思います。最後になりますが、自分のポエムを聞いてくれたり、アイデアについてレビュー、フィードバックを返していただいたメンター、チーム、それ以外の社員の方々本当に有難うございました。

(1000ブクマ到達作品を投稿できたら内定をくださいと打ち上げで言っておいたので(了承はされてない)また頑張って漫画を描かないと……)