2/10、漫画の表現まとめ

昨日の反省からとりあえず一枚漫画技法でモノクロイラストを描いてみようということにしたんだけどこれが想像以上にちゃっちくておいおい思ったよりも深刻か……と凹んだ。 なんか何が悪いのかわからないんだけど、どうにもトーンを塗ったりして解決する問題じゃなく、線画がしょぼいとごまかしが効かないためとてつもなくしょぼく見える、んだと思う。線の量自体はそんなに必要ないと思うんだけどなあ……実際いくつかpixivで(同人レベルの)普通の漫画描いてる人の原稿を引っ張ってきて液タブにおいてみたりしたけど、線数自体はそこまで自分と変わらないように見えた。よって単に絵が下手くそなのが悪い……と結論づけてしまうことは簡単だけどそれだと話が進まないので、明日はその研究に費やすか、という感じ。

ちなみに写真トレースアンド3D背景のLT化で簡単な絵を描いてみた結果がこれ。思ったより馴染むアンド手間が少ないので、手法としてはアリっぽい。使い所を考えることが大事だとは思うけど。

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あとそもそも明確に漫画的表現を知識として持ってないことにちょっと問題意識を感じたので、代表的っぽいものをまとめてみた。うまく使えば背景を節約できる(というか普通に演出的効果がある技法なので知っとかないとマズイ)

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黒塗り。タメのシーンや人物の心情に入り込んでいるときに使えそう。

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カケアミ。ちょっと不穏な感じ。トーンをグラデで使うのと違いはあまりないかも。

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ベタフラ。印象的なセリフなどに。無言だと「何かに気づいた」感が出る。

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疎な集中線。バーンって感じ。

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密な集中線。ちょっとギャグっぽさが入るかな。デデーンッて感じ。

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縦流線。なんとなくフキダシを入れてしまった。実際の動きではなく空気の流れがぐぉおおおって変わっていく瞬間ッて感じかなあ。たとえばこのフキダシだとなんとなく「説明しよう!○○とは~」みたいな文が入りそうじゃないですか(個人の感想です)。これもなんとなく実際のセリフよりはナレーションとかモノローグ向けな感じがする。

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横流線。この絵にあんまりあってなくて微妙だけど、実際に流線の方向に動いてるときの勢いづけとか(それは流線全体に言えることだけど)。これは上の縦流線のような心情的な要素はあんまりなく、あくまで物体の動きの流れを示しているにとどまっている印象。

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斜め流線。これはなんとなく縦流線に近いかなあ。勢いあること言いそう。

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ウニフラッシュというらしい。単なる丸(フキダシじゃなく頭のなかの文章用の丸)より、「心の中で言っている」感が出る。

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主線ぶらし(これあんまりうまくやれてないけど)。激情だったり、もしくは実際にその方向にザッと動いている表現になる。これは便利ツールがパット見なかったので主線の上からザッザッと自分で描いた。割りと一般的な技法だとは思うんだけどなあ。

あと、トーンの線数と濃度についてよくわかってなかったので調べた。ざっくり言うと線数とは点の大きさ、濃度とは点の数(まあこっちは直感的だ)の事のようだ。また、普通作家レベルで○○は何番のトーンというのは決まっているものらしい。自分も適当に模索しておきたい。

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明日は適当に四コマでも描いてみるべきなのかなあ。あと結構ダラダラやってしまってて予想以上に漫画以外の日課が(やろうと)できない。とりあえずお菓子とか足りなくなってきてることだし、明日勉強用ノートを買ってきたり手はずを整えよう。ずっと部屋の椅子に座ってても腰が痛くなるので、漫画作業を分割するのが賢いと思う。