2015年とは

なんだったのか。ということを個人的に雑に振り返っておく。

やっぱり半年間働いたということが最初に頭にあがる。どうにも周りの人には完全に人生迷走している用に見えたらしく、色々厳しい声もいただいたり心配もかけてしまったみたいだけど、留年ロンダと考えてしまえばまあそんなに重みはない(もちろんそれが目的で行ってたわけではないけど)。

働いてわかったことは、まずそんなに急いで社会に出なくてもいいっぽいということ。まあそういう決断をするのは往々にして自分以外の都合による場合が(例えば、家計がそれを許さないとか)ほとんどなのかもしれないけど。定年が固定されている以上、何のマイナスもないのであればそりゃ人生におけるモラトリアムが占める割合を増やすほうが賢い。けどまあそういう話じゃなく純粋に進路としての話。

研修もないままいきなり放り込まれて社内で一番泥沼っている現場で、まあ結局のところ足を引っ張ることしかできていなくて、それについては今も申し訳なかったな、情けないなと言う気持ちも十分持っているし、インターンという身分でだいぶ大目に見られていた部分もあったのだろうけど、急いで社会に出て一刻も早く技術をつけて一人前のエンジニアになるべし、と言う気持ちはむしろ薄まった。一つには、今まで踏み込みたくとも手が出せていなかったOSSの世界に一歩くらいは踏み込むことができたり、ISUCONに参加したりして(まあ何の役にも立ってなかったけど)1mmくらいはこの辺の世界に触れる準備が整ったかな、と思ったのであとは必要になったタイミングで適切な技術に深入りしていけばいいやと思えたから。

この一年を通して暫定的に出た結論は自分のライフワーク(と言う言葉が正しいのかな、まあ本筋、みたいな意味で使ってます)というのは技術じゃないらしいということ(ここで決めつけるとそれにこだわって柔軟に生きれなくなるので「暫定」とか「らしい」という言葉でぼかしとく)。働きながらお絵描きの練習するのはやっぱりまあ厳しくて全然できなくて、そしてやっぱりコンスタントに自分の中の創作をアウトプットしていける人間になることが、少なくとも現状の自分の最優先事項だなあということに気づいた。ので、残りのモラトリアムはわりとそっちに振っていこうと思っている。今はクロッキー帳埋めたり、ネーム書いたり。拙くとも2016年で最低一冊は本、別に物理じゃなくても(pixivの漫画とか)いいので作る、と宣言しとこ。

後期は勉強詰めになっていて、それでも勉強している人と比べたらほとんど勉強してないようなものなんだけど、今までがあまりにも勉強してなかったもんだから多分(これまでの人生の中では)かなり勉強している方だと思う。二留はさすがに申し訳なくなるのでなんとか避けようとしている(多分このライン自体はそこまで高くない……たぶん)……

あ、あと院進についてだけど、こちらはある程度働いてこういうことがしたいなーというジャンルくらいはいくつか考えがあがったので、その軸で探してみたい。まあ大学(そもそも研究室)移るのってちょっとハードルが高いし劣等生の自分に可能な選択肢なのかという問題は別軸であるんだけど、とりあえず目標くらいは実現性じゃなく自分の意志を優先して決めたい。

つまりまとめると2016年はおえかきと院試(とかそれ以前に単位、卒業……)がんばるぞーということですね。こう書くとバカみたいんだけど、これくらい単純化されてるほうがいいと思うので。たまにはプログラミングもいじってみたいし短期インターンにちょっかい出すのくらいはやってもいいかも。